形成外科は給料が高いと噂では聞いたことあるけど、実際はどう?美容系クリニックが増えてきている中での、競争率や求人について調査してみました。

増え続ける形成外科医。給料とその実態とは?

近年人気の形成外科医!給料や仕事内容を調査しました。

近年美容整形が身近になり、人気に伴って形成外科医や美容外科医が急増しています。2004年ごろはプチ整形の流行りが来る前だったので、32科の中でも19位、1,765人が形成外科を専門にしていました。その形成外科医が2014年には25位までアップ!人数も600人以上増えた2,377人にものぼります。2018年の詳細はまだ発表されていませんが、4月に始動する新専門医制度に一次登録した医師の数から約4620人(※)いると予想されます。4年間で2倍ちかくに増えている形成外科医。何がそこまで人気なのか、ひも解いていきましょう。

※参照元:日本形成外科学会 http://www.jsprs.or.jp/specialist/list/

外科医系の中でも随一の女性人気!

女性人気が高い理由の一つとして、美容形成外科院や美容形成クリニックに務められれば、当直なし・救急呼び出しなし・休みもとれるし、開業して上手くいけば楽して高収入の給料が稼げるという垂涎の的。結婚して経営者側に落ち着けば、家庭を省みることもなく穏やかに仕事と家庭の両立ができると言われています。

また、最近では、他診療科から中堅医師や体調が心配になってくる年代のベテラン医師が転科してくるということも増え、平均年齢が上昇してきています。とはいえ、平均42.9歳ということもあり、他の科よりまだまだ若い医師に人気という結果になりました。

そんな人気な形成外科。お給料はいかほどなのか調査してみました。

某求人情報から2017年の下限年収平均をご紹介します。

給料(下限金額) 割合
~1000万円 55%
1001~1200万円 5%
1401~1600万円 23%
1601~1800万円 5%
1801~2000万円 5%
2001万円~ 9%

1000万円以上は確定としている病院もあれば、2000万円の給料を下限にしているところもあるようです。

それでは、地域別ではどうでしょうか?地域によっては年収にばらつきがあるようです。

地域別の平均年収NO1は以外にも九州!

地域 年収
北海道 約1500万円
東北 約1300万円
関東 約1200万円
中部 約1400万円
関西 約1400万円
四国 約1500万円
九州 約2000万円

なんと、美人が多いはずの、九州の形成外科医の給料がダントツ高収入という結果が出ました。

美しさゆえの美意識の高さと言えるのでしょうか、高収入の給料を目指すのであれば、九州で転職先を探すことをおすすめします。

地域別の形成外科求人割合

地域 求人の割合
北海道 9%
東北 9%
関東 31%
中部 17%
関西 20%
中国 3%
四国 3%
九州 9%

給料が高収入の九州では9%と少なめの求人数ですが、仕事内容やQOLを考えて転職を考えている方には求人数の多い関東がおすすめです。全地域で最も低賃金ですが、負担が少なく安定して職に就くことができるでしょう。

参考サイト:エムステージ公式サイト https://doctor-agent.jp/howto/nensyu/6570/

形成外科医になるには?

形成外科が人気な理由は、美容形成医院や美容形成クリニックが人気だからとお話ししましたが、美容外科になるためには形成外科認定医が必要です。形成専門認定を取得しなければ日本美容外科学会(JSAPS)の認定医になることができないのです。

JSAPSは形成外科認定を修了したのちに美容外科に進んだグループのことです。もうひとつある日本美容外科学会JSASという形成外科認定のない医師が美容系に進んだグループもあります。

ですが、「新専門医認定制度」が開始される平成30年度からは、形成外科専門も同様に厳しくなるため、美容関係の医師の人数に影響が出ると考えられます。

2018年4月に開始される新専門医制度とは?

専門医の質や技術向上のための教育制度です。専門医の認定基準がバラバラだったことから、制度の統一・質の向上、一定の専門性を担保することを目的としています。

この制度には「研修カリキュラム制」「研修プログラム制」がありますのでご紹介します。

研修カリキュラム制

研修カリキュラムが、定められた到達目標を迎えた段階で、専門医試験の受験資格を与えられる無期限の研修制度です。

研修プログラム制

年次毎の研修プログラムが決められており、一定の期間内に効率よくカリキュラムを達成していく期間型の研修制度です。

参照元:日本専門医機構(pdf)http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/Q%EF%BC%86A%206.2_Ver3.pdf

専門医と専攻医の違いとは?

専門医制度研修プログラムに登録、または研修中の医師のことを「専攻医」と呼んでいます。

3~5年の研修プログラムなため、専門医として認定されるまでの間の呼び名ですが、現行の後期研修医にあたります。

新専門医制度開始に伴い、既に影響が出てきているメジャー科

研修2、3年目の医師たちの医療離れと、残った研修医のマイナー科への専攻で、メジャー科の前年比率が2%以上も減っていることが現時点でわかっています。これから始まる専門医制度は向かい風に煽られることとなりそうです。

形成外科医を選択した先輩の意見を聞いてみた!

形成外科を選択した先輩医師たちはどんな経緯で選んだのか聞いてみました。

これから診療科を決める学生や、転職を考えている方にも参考になるはずですので、是非ご確認ください!

手先の細かい作業が得意な医師から選ばれやすいようです。女性医師はどんな形で選んでいるのか、某有名クリニックの院長の話をご紹介しますね!

美容系を目指すには、基礎になる形成外科認定が必要ですが、JSASでは認定医ではない人を受け入れています。形成外科医人気の裏には楽して高収入の給料が稼げるようなイメージがありますが、その分リスクも大きいのが現実。基礎スキルを整えたうえでビジョンを考える必要がありそうです。

形成外科医のまとめ

地域別給料や、形成外科医になるために必要な認定医、形成外科を目指してきた先輩医師の声をまとめてきました。美容整形が流行りの今だからこそ必要な学会の専門医認定。スキルや技術なしに上手くいくことはありません。医療のなかでも事故が多いと言われている美容外科医を目指す方は、リスクを理解したうえで考えていくようにしていきましょう。