高収入診療科として有名だった在宅医の改正後はどうなったのか気になっている医師も多いはず。
在宅医の仕事内容や先輩医師の情報も交えて紹介しています。

在宅医のホンネは?ホントに稼げる科なのか大調査!

在宅医の仕事とが儲かる訳

在宅医は、年俸1500~2000万円以上の求人が溢れかえっています。
超高齢化時代の昨今では、「最期は自宅でむかえたい」と考える高齢者の全体の5割以上が希望する中、在宅医療を行っている医療機関は全体の2割ほどです。
そのため収入が多いわりに24時間体制の往診や訪問診療で、体力的にも精神的にも負担が大きいというのが現状です。

2018年(平成30年度)の改定結果が発表されました。

3年に一度の介護報酬改定と2年に一度の診療報酬改定が重なる2017年は、プラス改定が報告されました。

2015年には-2.27%もの大幅な介護報酬引き下げがあり、今回の改定でもマイナスになるのでは…とささやかれていたため心配された方も多いはず。
厚生労働省から、平成30年度は引き上がることが発表され、安堵された医師も多いのではないでしょうか。

また、訪問での隣接敷地内に患者が住んでいる場合は10%減算されていましたが、有料介護施設やサービス付き高齢者向け住宅で複数名を診る場合は、10名以上で10%の引き下げ、それ以外は20名以上に適用と改正されました。

診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬改定について

診療報酬本体 +0.55%
各科改定率 医科 +0.63%
介護報酬 改定率 +0.54%

参照元:厚生労働省公式(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000188402.html)

介護に対しての薬価・材料価格等が下がる結果にはなりましたが、在宅医療にはウェイトを置いているように感じますね。今後は改定内で上手く経営を考える必要がありそうです。
稼げる科と言われている裏には、このような変動によるストレスや避けられない負担があります。

在宅医になるには

在宅医は、通勤困難な患者さんの自宅へ訪問して医療を行っています。団塊世代の昨今は、老人ホームや介護施設などへの訪問が多いようですね。在宅医療に託談制限がないため必要な知識は幅広く、また治療方法や対応内容は、地域や患者によって大きく異るのでご紹介していきましょう。

主に、患者の自宅へ継続的な訪問診療で足を運んだり、在宅終末期の緩和ケアを行います。大病院のバックアップがあってこその在宅医ですので、医療関係との連携やつながりが重要といえます。

また、在宅患者の病状管理の他に、在宅生活を維持しQOL(生活の質)の向上における心のケアも行うため、患者に寄り添える医師が向いていると言えるでしょう。

在宅医になるためには

在宅医研修の内容は、半年以上の内科研修のほか、緩和ケア研修(緩和ケア病棟3カ月、または緩和ケアチームで52日以上の研修)が必須です。

在宅医療には知識やスキル以外に、過疎地などでの対処法や大病院と連携をとるためのコミュニケーション能力なども求められます。在宅医は、高収入だからと軽い気持ちで飛び込むにはハードルが高い診療科だと言えるでしょう。

それ本当?在宅医の問題点

収入が多い分負担も多い在宅医。懸念点はあるのでしょうか?

医者ポイント

1. 2015年の改定で事業所の倒産が
過去最多に。

改定は3年に一度行われるため、大幅な引き下げが行われることも予想されます。前回の改定時に倒産した介護事業所は少なくありません。立ち行かなくなる前に、対策を打つ必要があります。

2.人材不足は深まるばかり。

マイナス改定後は、人件費を削って運営せざるを得なくなっています。訪問看護師も人手不足が深刻化される中、在宅医一人だけで全てを補うことはできません。プラス改定とはいえ負担は増えるばかりで、人手不足がまだまだ続きそうです。

3.介護ロボットが負担になる可能性。

IoT・ICTなどで話題に上がっている、介護ロボットやIT機器が近い未来に浸透することが予想されています。しかし、報酬改定が行われ経営ギリギリ状態の事業所にとっては、導入価格の高さが問題視されているのが現状。ロボットや機器の導入で医師の負担軽減を予想していても、小規模事業所では導入は難しく普及にはまだまだ先になりそうです。

病院と考える人

在宅医の先輩に聞いてみた!

在宅医療を行っている先輩医師に話を聞く機会は少ないと思います。実際に在宅医として働く医師の意見を聞いてみましたので、是非参考にしてみてください。

先輩方の意見はいかがだったでしょうか?
地域によっては厳しい環境もあるようですが、その分の使命感ややりがいは都心では味わえないほど。 収入アップには負担も付いてきますが、IoTやICTを上手く活用して楽して稼ぐ方法と向き合ってみてはいかがでしょうか。